ひとりきりの稜線歩き!ウラギリなしの裏銀座

テント泊

2021.0717~18 烏帽子小屋テント泊

行ってみたかった、野口五郎ー。
テント背負っていってみよう。

三大急登、と言われるブナ立尾根。

烏帽子小屋の水は天水消毒で販売とのこと。
これ系が、、苦手である。
消毒とか薬系が合わないのか、お腹壊す苦い経験あり。
沢水とか全然平気なんですけどねぇ。

担ぐしかねぇーーーー。

とにかく他の物で軽量化を目指す。
空いた分は、水を確保していこう。

駐車場で最終調整。
さらに要らないものは車に置いて…
AM5:30開始の七倉タクシー乗り場で待つ。
来た順で乗り合いになるので、ソロでも大丈夫。

七倉山荘前
広い駐車場

順番を待っていると、後ろの若者2名の方と3人乗りになり
料金は¥780となった!良かった~

「いい時に来ましたね~」


「昨日まで山、見えなかったんですよー」
運転しながら、タクシーのおじさまが言う。

外の景色が鮮やかなのは、昨日まで続いていた雨がチリを洗い流してくれたから。
青空に緑がキラキラ。

「僕たちは、日帰りで野口五郎まで行きます」

という、後部座席のお2人。
(日帰り野口五郎かぁ~ツワモノだなぁ)
なーんて思いながら、それぞれ料金を支払って運転手さんに見送って貰う。

橋を何度か渡って~
登山口!要体力!水場なしの看板に要覚悟

トンネル前からスタート。 吊橋渡って、砂地をテクテク歩く。
川を渡って、最終水場に到着。
「要体力!この先水場なし!」
ここで、2.5L汲んでザックに突っ込む。
今回の水分は、これで合計3.5Lとなった。

なにとぞ、どーぞよろしくお願いいたします。
もう行くっきゃねぇ~

はじめましてのブナ立尾根さん、よろしくおねがいします!
続く樹林帯。
思ったより、急登とは違うかなーとも思う。
九十九折をくり返して、広いスペースがあるたびに休憩。

あ、山が見えて来た!
ひとやすみ。ひとやすみ。

シーズン1発目のテント泊。 ゆっくり登ればいーよ。
12から始まるカウントダウンの標識は~ほぼ、見逃してきている。

6か7位からだろーか、登りがきつくなる。
三角点とゆーピークにも展望無ーし。 何もナーーシ。
なにがキツイって、なーーんも変わり映えの無い景色。
ひたすら樹林帯。 燕岳のようなスイカのご褒美もない。
もちろん、おトイレも無い。

ひたすら暑いーー。
地味だーー、ジミーーーだ、ジミーちゃんだ。
いや、会いに行くのはゴローちゃんだ。
あーー、ツマミに持ってきたイカが食いたい。
でも、出すのがめんどくさい。
ひとり、ブツブツ考えながら。

そんな事を思っていると、徐々に景色が見えてくる。
木々の合間からの高い山!

(うぁーーめっちゃいい。。)

よし、真面目にがんばろう。

いきなり見えて来た!

気がつけば、1番の看板。
やっと、山の景色も見える。

最後の登りを頑張っているとーー。
「もうねー、ほんとにすぐそこだから!」
上から降りて来た方に言われてホッとする。

木々の間から見えた赤牛岳!! うきょーーーーってなる

青い屋根の烏帽子小屋は、とっても癒し系。
周辺にはお花たちが出迎えてくれる。
ずーーっと地味だった景色がパッと明るくなった。

「あ~良かった。頑張った!」

早速小屋に行き、受付を済ませて、ビールも買っちゃえ。
1本飲んじゃえ。

「コッチもありますけどー…新しい方が良いですよね?」

と、小屋のおねーさん。
賞味期限切れのビールは¥400。 今年仕入れた物は¥700だそう。

「コッチでおねがいします!」
「たすかりますー」

こちらこそ、たすかりますーー。
400円で購入したビールを片手にテン場散策。
ここは、、、ソロテント向きであーーる。

あちこちにポツンポツンと張れるので周りが気にならない。
わたしも良き場所をゲット。

では、さっそく、、、
おつかれー、と蝶々さん

ビールを飲み、テントを設置したらお散歩へ。
子烏帽子方面へ軽荷でるんたるんた。

見渡すのは綺麗な山並み。
小屋の前には、お花の楽園。
蝶々が平和に飛び交う。

燕岳ぽい雰囲気もある
コマクサも!

あーーーぁ。ここに 妹が一緒にいたらなぁーー。

足が止まり。ふと、思う。
きっと、アイツもとっても気に入るはず。
ひとりで登る山に、あの人がいたらとか。誰かを想うことが無い私だが。
この時は、無性にそう思った。

一緒にこの景色を観たい。
なぜかそう思った。

烏帽子岳に登る気はないが、あまりにも景色が良いのでもうちょっと行ってみる。

すると、すれ違う人に見覚えが!
ここで山友のYさんに偶然会う。
こんなところで知り合いに会うとは!
立ち話で聞けば、今日が大縦走の初日だと言う。

「テント張ってるから、またのちほど!」

という感じで、いったん別れ。
わたしはお散歩の続きへ行ってみたけど、烏帽子岳は岩登りになるのでパス。
ビールにバッジ、可愛い手ぬぐい買ってテントに帰る。

大きなケルンまで行って引き返しました
小屋で買ったバッジ!

さっき会ったやすさんとテン場で合流して夕食を一緒に食べました。
お互いに、食事はお湯沸かすだけですけど。
Yさんの明日から歩くとゆう、わけのわからん大縦走のプランを聞いていると~。

今朝、タクシーで一緒だった日帰りの若者がテント場の横を通って行った。
かなり疲労している様子だった。

(あ、、だいじょうぶかな。)

と思うが、声はかけずに見送る。
これからすぐ日が暮れてしまうし、タクシーの時間は間に合わないだろう。。

その足で降りられるかな。。
引き留めて小屋泊にしたほうが良いんじゃないか、とも思ったが。
ふたりで居るし、なんとかするだろう。

気にはなるけれど、ここは山だからもう仕方がない。

早出するというYさん、早々にご飯を食べてテントに戻る。
わたしは少しだけ持ってきた日本酒。
歩いている時に食べたかったイカをつまみにチビチビ呑んだら。
ヘッデン付ける間もなく就寝したのでした。

つづく。。








早々に切り上げて。 ヒトーミは少しだけ持ってきた日本酒。 イカをつまみにチビチビ呑んだら、ヘッデンつける間もなく就寝。

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