2022.0724~0726 茶臼小屋テント泊
1日目 静岡SA車中泊 2日目 沼平ゲート→茶臼小屋泊 3日目 茶臼小屋→上河内岳→茶臼岳→仁田岳→茶臼小屋泊 4日目 茶臼小屋→沼平ゲート
そろそろ気になっていた南アルプスに行こうではないか!
と、思っていたところで、よい山を見つけてしまった!
そんな~
わくわく4連休の初日は~
もたもた準備。
午後に家を出まして~
八ヶ岳方面、高速最終の八千穂高原で降りまして
温泉につかってほんわかしたら~
長坂インターから南アルプス方面~
ひたすら車を走らせる
畑薙ダムへは、新静岡で降りるのが最短ルートですが。
仮眠をしたかった私は、新静岡過ぎて静岡SAまで向かう。
21時到着。
腹ペコでフードコートへ!
ラストオーダーギリギリで温かいご飯にもありつけました。
静岡SAは大きな所で施設も充実、シャワー室もあります。
ただ、駐車場は夜中も騒がしく。。
一旦、スマートインターから出て外側にあるお客様駐車場で休むのが良かったかも。
外側からもおトイレ等の出入りが出来た様子でした。
3時半に出発。
ここから2時間、ひたすら…暗い覚悟の道。
すると途中、道の駅音戯の郷を発見!
こっちで寝れば良かったと思いつつ。。
顔を洗ったり、支度を済ませる。
外が明るくなると、良い景色。
山深い町を通り。ガソリンスタンドもあります。(帰りも安心)
目指す沼平ゲート。
するとー----
ずっと手前の臨時駐車場にはたくさんの車!
「うわー--、、ここからかぁ。。」
と、思い覚悟を決めて準備をして歩き出すと、、、
バス停に長い列。
「あれ?これってバスの方たちの車ですか?」
近くにいた方に尋ねると、、、
「そうだよ、ほとんどバスで椹島方面に行く人だねー」
そうか!勘違い。。
東海フォレストのバスに乗る方が停めていた駐車場だった。
「沼平スタートならもっと先で停められるよ!」
と、教えていただいて再び車に乗る。
さらに先まで進んで、沼平ゲート前の駐車場で無事に車を停められて。
ホントにヨカッタ。。
気を取り直して歩き出す。
道路てくてく歩いていると、追い越してゆくバス。
車内からは、運転手さんや乗っている方が手を振ってくれた。
「よっし、わたしも頑張りまーす!」
そんなこんなでやっとあの吊り橋。
「これ渡るのかー---」
という、みなさんのレポの言葉にあったままです。
最初の難関。
こわいー--たかいー---
いや、高くないー----
の、繰り返し。
下を見れず、前だけを見て一歩一歩。
でも、しっかりしているし、、
落ちることはなさそうです。
大丈夫、高くて長いだけです。
渡り切れば!やっとこ、登山道。
なんだか安心しました。
すぐに始まる登り~
ひたすらゼーハーーしていると、、、
上で道を譲ってくれた方。
「ヤレヤレですよ。がんばってね」
あぁー-これかぁー--!
ヤレヤレ峠の看板にありつけました。
それから、
怖いなー-やだなー-
と思うトラバースがあったり。
何度も橋を渡ったり。
急な道のりをえいこら登り。
水場の度に、南アルプス天然水が飲み放題だったり。
横窪沢小屋へ渡る橋は滑りそうで慎重に~。
ここまで、単調な道のりではないので飽きることはない。
でもその分、足元に気を遣う所ばかりで疲れます。
小屋の前でゆっくり休憩。
ここで会った、テン泊のお兄さん(やまさん)とお話。
ここのトイレは少しわかりずらいです。
小屋から見えるトイレには鍵が掛かっており使用不可。
その左奥の小屋(発電所?)みたいな所のとなりにあります。
そして、、いやしかし、、、
ここからの茶臼小屋は遠かった。。。
道は歩きやすくなるが、たぶんこれまでの疲れの蓄積が出るのだと思う。
登れど、登れど、しんどい。。
木のベンチで休憩しているとー-。
降りてきた方に、
「もうすこしー--とは、言えないけど、、正直まだあるかなぁ~」
でも!もうここまで来たら、行くのみであります。
「あー-、、もぅ。。お腹すいたし、もぅ。。。」
それしか言葉にならない。。
森の雰囲気が変わると、小屋が見えてきた。
ほんとー良いところにあります。
「うわー-ここなんだー-」
お花と沢がお出迎えしてくれた。
とっても平和な風景。
受付するとー--。
「明日の予定はどうされますか?」
小屋のおねーさんの問いに答える。
「上河内岳には登りたいです!でも光岳方面も気になるのですが。。。」
「では、光岳はほとんど樹林帯なので、上河内岳と展望の良い仁田岳まで行ってみては?」
「いいとこ取り!それにします!」
素敵なアドバイスを貰って、明日の予定も決まり。
下山の日は、どーにも天気が悪そうなので。
明日、1日中稜線歩きを楽しむことに決定。
テントを設置したら、景色を見に稜線へ上がってみました。
「うぁー--すっごくいい!」
ずーーーーっと今日は樹林帯の中を歩いて来たので
これまで登ってきた事が報われます。
明日はあの道を歩けるのか~
と、思うとわくわく。
だけど空はもくもく。
雲が湧いてきたのでテントに戻り。
明日に備え、地図を見て予習。
あっちとーこっちかー-。
テントを開ければ、夕暮れに綺麗な富士山。
夜には満点の星空。。。
明日も良い日になりそーです。
翌朝~
目覚めると、日より良く。
テントの中でそそくさと準備したら~。
活動開始!
まずは上河内岳いってみよう。
すてきな稜線歩き~
と、思ったら。
どー-んと降ってお花畑の広場へ。
なるほどー-
見上げる上河内岳の姿がたくましい!
「おはよー-ございます!」
向こうから来たのは、昨日の道中で会ったおじさま。
「いいところでしたよーそんなにないからねー」
そんなにないからねー、、はそんなにあるのがあるあるです。
あぁぁー--と登って、上河内岳の肩。
肩って、、えーと。まだ肩なのかー-
一旦、おやつ食べます。
肩から登って、山頂に着くとーーー
「うあぁー--」
っと、声が出る。
「写真、撮りますよね」
って、荷物避けてくださった方(ジェームスさん) とお話して。
「いいところですねー---」
わたしは、しばしのんびり。
のんびり、のんびり。
この時間は、トレランさんが過ぎて行ったくらいで誰も来ず。
ただの通過点みたいな感じになっているけれど、
ここを目指して来て良かったと思う。
初めて見た、南アルプス南部。
たくさんの深ーい山並みが見渡せます。
あの山の先には何が見えるのだろーか。
そんな気持ちが、また湧いてくるのです。
それから、茶臼山に登って仁田岳へ。
どーんと降ってオアシスの森と木道を歩き。
お天気が良すぎ、ピカピカ太陽にバテる。
仁田岳山頂。
こちらもとっても良い所。
光岳への道のりが綺麗にみえました。
とっても、遠そう!
ふたたび戻ってきた茶臼岳。
テントの我が家は設置しているので、もういいや、という気分。
今日は、のんびりするのみ。
しあわせだー-
とっても良い一日。
小屋に寄って、バッジを買う。
茶臼岳と上河内岳。
「どっちも良い所でしたーー」
昨日、アドバイスくれたお姉さんに報告すると~
「北アルプスとは違う、静かさと良さがありますよね」
ほんとうに、その通りでした。
ギラギラしていない、ただただ深い山並み。
大冒険への岐路の途中という方とのすれ違いや。
静かにのんびり~というご夫婦。
どこを歩いていても混み合うなんて無く。
それぞれの道をゆき、わたしはのんびりできた。
テントに戻って、昨日買っておいたビールを沢で冷やす。
手拭いをジャバジャバすると、冷たすぎて絞れないほど。
私の設置した17番の場所は、テント開ければ富士山。
沢への専用小道付きの立地♪
通る人もいないのでとっても過ごしやすく、私だけの基地という感じ。
とっても良いテント場でした。
気になるのは翌日の雨模様。。
できれば、降る前にテント撤収したいけど、、、
下山の日~
ウトウト眠ると、4時前。
あれ?まだ降ってない。
雨雲レーダー確認!
「40分後に振り出します」
おぉぉー--う。
あと、40分。今か!やるのかー--?
そんなわけで、意を決して撤収開始。
なんとしても濡れたテントを担ぐのは嫌だー!
その一心で片づけました。
なんとか撤収し、レインを着たらすぐに雨が降り出す。
小屋に寄ると、やまさんとバッタリ。
「やっぱり降りることにしましたー」
「それがいいですよー降りましょ!」
雨の降る中、一緒に下山していただくことに。
登ってくるときは辛かった道のりも、おしゃべりしながらならあっという間です。
色々なお話を聞いて歩く。
横窪沢小屋に着くころには雨も弱くなり。
ここでレインを脱いで、食べていなかった朝ごはん。
次のウソッコ沢の小屋では、前日会っていたジェームスさんとも合流。
また、仲間が増えて3人でわいわい降りることに。
ひとりで歩いてきた、あの道のりも心強く。
滑りそうなハシゴ、やだなー-と思っていたトラバースの道。
高くて長ーい吊り橋。
でも、3人なら楽しんで渡ることができた。
てくてく、長い林道歩きも。
無事に下山できました!
そのあと、3人で同じ道中ならばと一緒に温泉へ行きました。
「温泉会館」の看板に吸い込まれ~
とっても良い湯加減のお風呂が貸し切り状態♪
「しあわせー-ごくらくー--」
雨と汗と、色々を流し出してスッキリ!
食堂では、手作り心づくしのご飯。
ハンバーグ定食。
デザートには抹茶アイス。
そうか、、静岡といえばお茶でした。
外は大荒れ、雷の大嵐になっている、、、
「ほーんと、良いときに降りてきて良かったね~」
と笑顔になり。
お茶畑を通り、静岡インターでお別れをして。
それぞれの岐路に着いたのでした。
この旅の山と出会いに感謝いたします!
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