2023.1022~1023 蝶ヶ岳ヒュッテ小屋泊
①日目 三股登山口→蝶ヶ岳ヒュッテ ②日目 蝶ヶ岳ヒュッテ→蝶槍→三股登山口
ソロソロ、高い山には雪のお便り。
白い山に映るピンク色のモルゲンを眺めたい!と思って蝶ヶ岳。
上信越道、浅間山を過ぎれば正面に白く輝く白馬方面。
超~きれいな山並み!
「きたーーーーー」
山が雪を付けると、何にも表現できない迫力がある。
山に、どうだ!と言われているような。
そんな気がするのです。
季節外れの一ノ沢登駐車場は、第一でもゆとりあり。
夏には考えられない静かな雰囲気。
歩き出すと、お猿さんたちが出迎えてくれて。
テクテク紅葉の森。
今年は遅い、と言っている色づきがこの日は見ごろ。
ラッキーな気分で見上げて沢沿いを歩く。
蝶ヶ岳と言えばの、シンボルのゴジラの木でひと休み。
ほんとうに静かな森。
よいこら、まめうち平までひと登り~
この辺りを過ぎた頃から、チラホラと下山の方とお会いしました。
登るたびに寒くなる気温。
途中で手袋装着。
おおきな常念岳を眺めて、どんどんどんどん急登が続く。
「この先、もう雪は無いですか~?」
と、チェンスパ履いて降りてきた方に問われる。
「ほとんど無いですよ~。逆に、この先は雪ありますか?」
と、こちらは問う。
チェンスパ出そうかな?と様子を伺う。
「登る分には大丈夫だと思うよー」
お互いに情報交換をして。
そんな会話の先からは新雪の道が始まる。
言われた通り、登る分には大丈夫。
しかし、、階段の登りでバテる。
もうたまらん。休憩だーー。
ポケーーっと座っていると~
「今日、明日は良さそうだね~羨ましいよ。」
降りてきたテント装備の方が言う。
その荷物を見て、縦走ですか?と問うと、
「いやぁ~、昨日と一昨日と、ずっとやられっぱなし!」
「それはそれは、おつかれさまでした~」
お天気予報からすると、昨日と一昨日は暴風&雪の中だったと思う。
大変だった事でしょう。
「上で楽しんできてね!最高の景色だよ!」
その言葉とグーサインに見送られて、元気をもらう。
期待が、、さらに高まる!
頑張ろう!
まだかなー、と思っていた最終ベンチにたどり着けば~
あと、もうひと登りで開ける。
「あ、ヤリ!」
と思ったら~
次に現れたのは
槍と穂高連峰ドーーーーン!
でかい!やばい近い!!
ザ!アルプス!的な外国の山のような迫力がある。
「ほえーーーー」
しばし眺めて。
ひとまず、小屋へチェックイン。
ガラガラと扉を開ける。
小屋の受付をします。
簡単に説明を聞いて、お金を払おうとする。
「ネット決済で頂いていますよー」
と言われてハッとする。
そうでした。こちらで予約と共に決済済み。
お金、持ってきすぎたな~と思いつつ。
指定されたお部屋に向かいます~
本日の寝床はこちら↓
小屋締め前ということで、泊める部屋は制限している様子。
一人ひとつのお布団。
ロールスクリーン下せば快適です。
でも、寒いかも!
半身シュラフ持って来れば良かったなーと思う。
窓のある部屋はもっと寒くなるかな。
ひとまず荷物を落ち着かせて、何はともあれと言う事で。
ひとりお疲れ会開始。
軽食は14時まで、というヒュッテのメニュー。
推しているのはカルボナーラ。
その他、ラーメンや牛丼。
つまみ系には、もつ煮とおでん。
「作って食うかなー」
という、自炊系は玄関先の自炊場へ。
お湯は1ℓ300円
ちょろちょろ程度にしか出ない水は1ℓ200円
それぞれ貯金箱的なのが置いてあり、セルフで頂けます。
わたしは、持ってきたバーナーでお湯を沸かして。
山センに入れたら夕日を眺めにいく。
まだ行ってなかった山頂へ。
少し寒いが我慢できないほどじゃない。
少しだけ登ったところで~
少しだけ持ってきてたウィスキーでお湯割りをチビチビと。
夕日は、なんとなーーく穂高達の奥に吸い込まれていった。
山影が赤くなり、そんな景色のあとはさすがに寒い。
ウロチョロして暗くなったら小屋に帰った。
小屋では、お夕飯にありつける。
用意してくれる、あたたかいご飯はとても美味しい。
とってもありがたいこと!
でも、カボチャが謎の硬さで焦る。
でも、みんな食べてたので何とか食べる。
女子ソロを集めたテーブルでは、無言で黙々と食事をとり。
早々に席を立っていった。
わたしはというと、食べたりないご飯のおかわり~
もぐもぐしていると
「Good Night~」
席を立つ前に、隣の席の女の子が声かけてくれた。
思わず。
「うん!」
という、よくわからん返事をしてしまう。
あぁ、日本人。
恥じるべきこの態度のやつ。
思い返せば、この女の子は私がもつ煮とビールを嗜んでいる時に
(プシュッ。ゴゴーー)
と、お湯のポットと何度か格闘していて。
「ここを押すんだよーー」
と、身振りで日本語で教えてあげてた白人の女の子だった。
「うん!」じゃなくて、
あーもう本当に。
なにか、いい言葉を返せたらよかったのに。
明日も晴れたらいいね!とか。
せめて「You, too!」みたいな返事を出来る女になりたい。
Good Night。
そんな夜。
②へつづくのでした。
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