2024.0413 前巻機山日帰り
桜坂駐車場→巻機山登山口→前巻機山ピストン
春となり。
うららかな季節となったこのころ…。
わたくしの元にも”賃上げ”というささやかなお小遣いが舞い降りてきまして。
それならばーーさっそく。
こちらで狙いを付けていたこの靴をーーー!
買ってみました~
やった、やったーーー!
浮かれた心で近所の山を試し履きしたのち。
よしよし、次はどこに行こうか?と靴に尋ねる。
うんうん、そうかそうかと。
ではでは、次のステップに行こうじゃないかと。
それは、残雪の山ーーー。
巻機山へ~。
今年の春は、気温のアップダウンが激しく。
この日も「初夏の暑さになるでしょう~」という予報。
ワカンも装備して出かける事にしました。
AM:600着の駐車場は3~4台。
すっかり雪解け。ノーマルタイヤでOKでした。
おトイレはまだ使用できません。
巻機山はとても好きな山で。
何度か来ていますが、この時は冬道・夏道MIXな感じで登る感じで。
あちこちに出来ている森の中のトレースを辿って登ります。
こっちかーそっちかー?と枝をかき分けひたすら登る。
登っている分にはいいけど、、これ、下山が大変かなーと思いつつ。
でた、やってきました~
まずはここ!というポイントに辿り着きます~
やっと展望!ひといき入れまーす。
すると、後から後から人がやってきて。
「こんにちは~」
の声ととともに、日差しも出てくる。
暑くなりそうだなぁ~と見上げる先は。。
まだ、まだある!
ここまで来てしまえば、急登ではなくなり。
いくらかノンビリ歩ける。
こうして樹林帯を抜けてしまえば~
どーーんと広場が広がって。
前巻機山もどーんとそびえて。
ここの場所、好きなんです。
なぜならばーーーー
振り返ってもーーー
とっても良い山並み。
広場でしばし休憩したら。
ここからアイゼンを装着して~
えいやえいやっと。
前巻機山までの急登との戦いを制しました。
あーーーー。つかれた。
ぜーはーしながら、前巻機山(ニセ巻ともいう)。
これ、9合目ーーー。
目の前には、本巻機山がどどーーんとででーーんと広がる。
座り込んでしばし考えることにする。
ここから、、
避難小屋方面にどーーーんと降って、うぉーーーーっと登らなくてはならない。
うぁーーーーーー。
っとか思っているうちに、わたしの横を通っていった人が小さく小さくなってゆく。
その、小さくなってゆく姿を眺めて決断をする。
よし。やめとこう!
迷ったら登らない選択。
そうと決めてしまえば、こっちのものです。
じぃーーーーと景色を好きなだけ眺める。
この美しい上越国境稜線と呼ばれる縦走路。
あの稜線上では、どんな景色が広がってどんな道のりがあるのだろう。
あの稜線を辿って朝日岳。
白毛門、谷川岳へと続く道。
指くわえて見つめてしまう。
さて、帰ろうか。
来ていたダウンをしまってザックを背負うと。
「あ、」
立ち上がって気付く、ざぶとんマットを忘れるのはいつもの事。
ザックをおろして、カチッと仕舞う。
ここから、ぜーはー言って登ってきた急坂をあっという間に降りてきて。
広場まで戻ってきたらワカンを装着。
新しい靴にもバッチリ合う。
そしてメチャクチャ軽い!
改めて、冬靴って重いんだなーと感心する。
無敵になった足のりで雪の道をわしわし降りてゆくと~。
今朝、登ってきた森の中がひどいことになっていた。
雪はズルズル、起き上がった枝にビシバシ叩かれる。
だめだこりゃ。
快適な道のりが終わり、メチャクチャ疲れる。
「おはよーーー」
と、元気に目覚めた枝たちに。
「ごめんよーー通らせて」
と、かき分け踏みつけ。
ようやく夏道に合流すると~
雪解け水で川のようになった登山道。
それでも、靴の中を浸水することは無く。
ソールは滑らず良い感じ。
次の山はどこに行こうかー。
「良い靴を履きなさい。その靴が素敵な所に連れて行ってくれるから」
誰かが言っていたその言葉そのままに。
この靴となら、すてきな山に行けそうだね。
下山後のおまけ
降りてきた後は、金城の里でお風呂に浸かる。
登山口から帰り沿いにあるのでいつもここ。
さっぱりしたら、カフェオレ片手に土手に上がる。
目の前を流れる川の先には、桜と雪山のコントラスト!
なんなんだあの美しい山は!
と思ったら、谷川岳だった。
さすがだね。貴女はどこにいても美しいよ。
雪解けの新潟には、桜がとてもよく似合う。
道のいたるところで春の喜びを表現しているようでした。
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