どーでもいいお話ですが。
先日、胃カメラをやってきました。
年に1回の健康診断。
手渡された結果の封筒に厚みがある。
その瞬間に分かる、あぁ。再検査通知かー。
開けてみると、今回初めて受けた検査で引っかかっている。
ピロリ菌に陽性反応あり~!!
………
「あぁ~それ、絶対除去したほうがいいよ。」
軽く友人に言われる。
「薬飲んで除菌できるし、たいした期間掛かんないから治療しときな。」
そりゃー。そうだ。
もしかしたら胃がんになるような原因を持つ菌。
持っていても得にはならない菌。
「とりあえず胃カメラやってこい。あ、治療中は酒禁止だかんね」
はい、、。
その際には、精進いたします。
がんは遺伝するというが、父方の祖父や私の姉や3つ上の従妹も
がんで亡くなっている。
もっと言えば、叔母もそうだったし。
さらに親戚の…
と辿れば、がんで亡くした親族ばかりだ。
それならわたしにも、そんなものを持っていてもおかしくはない。
とりあえず、検査はしておこう。
何も無かったらそれでいいじゃないかーー。
迎えた検査の日。
飲まず食わず、緊張の朝。
朝一の病院に入る。
鼻からの胃カメラを選択してたわたし。
まずは、ベッドにあおむけとなり麻酔のジェルを鼻に流し込まれる。
「検査する鼻を確認しますねー」
と言って、看護婦さんが鼻に棒を突っ込んでくる。
初めは左。
こっちは無理。痛すぎる。
そして右。
「こっちなら大丈夫そうですねー。」
ふんがーーーー。
と、鼻に棒をブッ刺されたまま、上向きで歩いて胃カメラの診台に案内される。
この格好、何なんだよーーー。
と思うが、されるがままである。
棒を抜きとられ、すぐさまカメラのチューブを鼻に通してゆく先生。
「ぬごごごーーーーずごごごーー」
という音が聞こえる。
鼻がーー、もう無理!と言うくらい広げられて。
(痛いというか、きついーーーー鼻がーーーーきつい)
横たわるわたしの肩を看護師さんが優しくさすってくれている。
「大丈夫ですよー、順調ですよー」
ほんと、その言葉だけが頼りです。
「ズゴゴゴゴゴーーー、ゴゴゴゴー」
ぐいん、ぐいんと先生が器具を操りながら、
「見えてきました、これが胃の中ですー」
何枚か写真を撮っている様子。
モニターに映る、わたしの胃の中。
「だばばーーだばばばばーー」
と洗浄液?の様なものを流し込まれながら
(こ、こんなふうになってんだーー)
と、いくらか冷静に観られるようになる。
が、、、苦しい、苦しい、、
ただ、それに耐えるのみ。。
(はやくーー早く終わらせてくれぃー先生。)
「ズゴゴゴゴー、ゴゴゴゴー」
はい。
終わりますよー。
もう抜きますからね~
と、言われた時の安堵感。
(終わったーーーー)
………
再び診察室に呼ばれると、さっきの画像が写されている。
どうぞ、と看護師さんが箱ごとティッシュを渡してくれる。
「結論からですとーー。ピロリ菌はいないですね」
と、にこやかに言う先生。
(え、そうなの。)
治療覚悟!酒禁止!と思っていたので拍子抜けする。
その後も、あーだこーだと説明をしてくれて。
「ただ、逆流性食道炎の経はありますが。自覚がないならそのままで大丈夫です。」
「それでも、血液検査で引っかかっているので念のため便検査もしておきましょう」
と言われた。
先生はとても丁寧で、絵なんかも書いて下さり色々と説明してくれました。
ただ、わたしは頭が悪いので全部は理解できず。
「まぁ、安心して。朝飯でも食べてください」
とりあえず、大丈夫。と、太鼓判押してもらったので良しとする。
「あぁ~解放されたーーー」
と、車に乗り込み自宅に帰る途中~
突然、鼻からダバダバとぬるい液体が流れて来た。
「麻酔が切れると、検査したものが出てくるので…」
看護婦さんに言われてたやつが今になって来た。
どばばばーーーーー
だばばばーーーーー
ティッシュで鼻を拭きながら。
(看護師さんが気遣ってくれたのは、これかぁ~)
………
その後、大便検査でもピロリ菌は見つからず。
そもそも、除菌の治療は不要となりました。
ヘリコバクターピロリキン
コイツには侵されていなかった。
だから、という訳では無いけれど
なんとなーく。
わたしは、長生きするんじゃないんだろーか。
なんだかんだ長く生きていくのかもしれないなーと
ふと思うのでした。
コメント