2022.1030~1031 赤岳展望荘泊
1日目 美濃戸口登山口→赤岳→赤岳展望荘泊 2日目 赤岳展望荘→赤岳→美濃口登山口
①の続きです。
寒くもなく、よく眠れた目覚め。
まだ、外は暗いけれど部屋を出る。
ひとまず、食堂でワサワサしてよう。
ヘッデン付けて朝ごはんもぐもぐ。
うー-ん、まだ風強め。
山頂で日の出を見たいと準備したはいいが、、、
どーにも出る気にはなれず。
うっすら明るくなってくると小屋も起き出す。
ガガガガガーーー。
と、発電機(?)の音が鳴り出すと~
食堂もおトイレも暖房を付けて下さり。
小屋の有難みです。
あったかいーーー。
ますます外に出たくなくなるけれど。。
「お世話様でした!」
持ち歩いていたマイカップを返したら。
出発することにします。
少しでも高い所で日の出を見よう。
ちょいと登った岩の所が風も凌げて丁度よい。
振り返ると、綺麗なビーナス…(ラインじゃなくてフォートじゃなくて…)
綺麗な、ビーナスベルト!
くっきりとしたグラデーション。
朝日はバッチリ目の前。
どんどん明るくなる向こうから。
あぁー--くる!
来るねぇ~
あー--
きたきたーー-
最初のキラリが見えたら、
ビューーーンと、最後の風を太陽が吸い込んでいった。
みるみるうちに明るく照らされて。
穏やかな山並が現れて。
ぴたりと風がやむと、、
ヒバリちゃんがまた道案内をしてくれた。
岩をえいえい登って、
再びの山頂。
赤岳です!
全部を見渡せる山頂。
静かな空気の中、綺麗な富士山。
ここで見たかったのです。
また来れたよーーー!!
初めて来た赤岳は、少し無理をして登った。
ひぇー-高い!
尾根に上がって会えたお地蔵さんに安堵したのを覚えている。
あの時も展望荘に泊まって。
翌朝ひとり、暗い中小屋を出た。
どーしても朝日を見たい一心で。
初めて山で見た日の出。
それはそれは綺麗で、今もそれに勝るものは無いと思っている。
だから、またここでこの景色を見たかったんだ。
南・北アルプスの山並み。
先週登った、燕岳はあの辺かなぁ。
あっちの山も、こっちの山も登ったよーーー。
富士山に、
「あの時よりは成長したでしょ? 」と報告。
わたしの今の山登りがあるのは富士山なんだ。
それほど、それほどの山なのです。
誰もいない、穏やかな山頂。
小屋で貰ってきたお湯でミルクティー。
あまーく、ゆるーい。とっても良い時間でした。
さーて!下りが肝心!
パンパン!と手を合わせ。
「そうぞ、よろしくお願いいたします!」
岩々地帯をひとり。
えい、えい!こっちかーこうかと。
ほぇー--っと~
中岳手前まで降りたら、ふたたびノンビリ。
良い所だったなぁー赤岳。
たぶん、また来たいと思う。
なんか、すぐじゃなくて、5年・10年後とか
来たいと思う。
と、思う気がする。
その時は、頂上山荘がいいかなぁ~。
あそこで夕日と朝日を眺めたら。
「また来たいなぁ~」
と、思うんだろうなぁ。
綺麗な朝日を見れたこと。
穏やかな赤岳に居られたこと。
それだけでとっても満足。
ここからは長ーい森の中。
翌日は悪天候予報なので、登ってくる人もいない。
だけど、独りぼっちではない気がする森の中。
綺麗な鳥の声と、さわさわと木の香り。
のんびりと歩いて帰りました。
車に乗ったら、茅野市方面を走る。
登ってきた赤岳~阿弥陀岳の眺めがとてもいい。
ふもとから見る雄大な景色にしばし。
なんていい所なんだろう~
いつまでも、眺めてしまうのでした。
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