蝶ヶ岳ヒュッテ小屋泊!超が付くほど蝶ヶ岳!②

小屋泊

2023.1022~1023 蝶ヶ岳ヒュッテ小屋泊

①日目 三股登山口→蝶ヶ岳ヒュッテ
②日目 蝶ヶ岳ヒュッテ→蝶槍→三股登山口

①の続きです。

その夜。

暇なので、早めに寝てしまおうと布団にもぐる。
まだ周りはガヤガヤしているのも気になるが。

それよりなにより、頭が痛いのが気になる。
なんだこれ、、やだなーーー。

まぁいいや、気にせず寝てしまおう。。。
無理くり寝ようとするが、、
ズンズンズンズン。

普段、頭が痛くなることがない私。
頭は悪いが丈夫だ。
大酒飲んでも、胃はおかしくなるが頭痛にはならない。

そして体も寒い。
着られるもの全部着込んでも寒い。
この不調。

もしや、風邪引いたかーーー。
どうしよー、薬飲むか。
ホッカイロ取ってこようか。

なんてやってる間に、消灯で真っ暗。
静かな部屋の中。
私の頭はズンズンズンズン脈打っている。
なんか、どんどん酷くなるような。。。

どうしよ、、眠れない。

何度も寝返りするのも気が引ける。
やたらゴソゴソ出来ないし。
どーしたらいーんだ。

そうだ、手元のバッグに痛み止めが、、、。

もう、とりあえず飲んでみよう。。
こうして。
薬を飲んだらようやくウトウトできた。

1時間くらい寝ただろうか。。
ぼんやり目を開けると、、

あれ?頭、痛くない。
さらに、体がホカホカ温かい。
体に血が巡っている感じ。
さっきまでの寒さがうそのよう。

いったい、何だったんだろ。
まぁいいや、、これで眠れるーーーー

こうしてぐっすり眠って翌朝。
日の出が近い時間になり活動開始。

外に出て、どーこーで見ようかなーっと。

蝶槍まで行く時間はないから、近くの丘で待つことにする。
じわじわ、じわじわ、明るくなってゆく空。

雲の染まり方が凄かった

それとともに赤く染まる穂高連峰。

周りのみんながカメラを構える。
この、静かに待つ時間が好きだ。

ピピッ カチャ、ピピピッ、

写真を撮る、電子音だけが聞こえる。
そういえば、一眼レフを構える人っていなくなったなー。
と、ふと思う。
みんな、スマホか小型デジカメ。

カシャ、というあの音が好きなんだけど。
最近は聞かなくなったなぁ。

そういう自分は、片目が閉じれないので欲しいと思ったことがない。
「撮って下さ~い」
と、一眼を渡されてしまうとコッソリ片目抑えて撮る人なのです。

そんな事も無くなったなぁ~
と、しみじみ。
すると現れたモルゲン。

写真を撮るセンスがないからねぇ、、

「うぉ~染まってるぅぅーーーー」

雪があるからこそ、美しさ倍増。
今回はこれが見たかったのです。
写真を撮るのが下手すぎて伝わらないのが悲しいところ。

乗鞍岳と御嶽山ちょっとブレてるけど。。

穂高連峰の左先には、更に白い乗鞍岳。
なんだか強そうだ。

あっという間に明るくなると、今日は薄曇りのお天気です。
ではと、蝶槍目指して歩き出します。

ふんふん、お勉強中
蝶槍の先に大きな常念岳

なだらかな道のりを進めば~。
穂高の角度がだんだんと変わって。
真正面に!良き眺めです。

ホタカー、ほぅ来たか~

登りたい!と思ったことがない穂高連峰。
何度教えてもらっても、どれが前穂でどれが何穂とか覚えられないやつ。
あの、グリンってなっているのは何だっけ、、、?
槍は分かるよ。

眺めるだけの穂高。
だけど、あの訳の分からん勢いがあった頃。
怖いもの知らずのうちに、登ってしまえば良かったのかもしれないな。
とも思う。

常念へ続く縦走路。ここもキツイんだよね~

さて、この景色も満足したことだし。
下山するべく小屋方面へ戻っていると~。

縦走方面へ向かう人とすれ違う。
今回の山は外国の方が多いなぁ、という印象。

ここで、同じ小屋泊だった韓国人の方に声を掛けられる。

「ジョーネン行ってきたの?」

みたいな事を英語で言われたので、

「ノーノー、ゴー、トゥー、チョーヤリ、カムバック」

みたいな、訳の分らん言葉で返した。
でも、通じてる。たぶん。

「今日はどこに行くの?」

的な事を聞かれたので、

「トゥデイ、ノーアップ。ゴートゥ、ミツマタ、ダウン」

で、どうにか、なんとか言ってみる。
ガンバレ私の語学力。

もはや、英語にはなっていないと思うが。
あぁ、やはり、、
少し位、英語が出来るといいなと思う。
勉強というものをした覚えがない高校時代。
反省するのは25年後だよ。

外国から来て、蝶ヶ岳か~。
素敵だなぁと思う。
逆に、私も外国の山に行けるものなのかなぁ。

そーゆーのも、いいなぁと思う。

気を付けて帰りー と、蝶沢で見送ってくれた子

そして下山後。。。。。

そうだ!
と、思い出したのは小屋の夜に困った頭痛。

”山 頭痛” グーグル先生に聞いてみる。
検索結果。

「それは、高山病でしょう」

え!そうなの?
あの、例のやつ!?

でも、たしかに。。
思い返せばそうなる要素が、、、
1日目の登りは、ほとんど水分を取っていなかった。
500ml半分も減っていなかったなー。

小屋に着いてすぐに飲んだのはビールだし。
夕食に出たお茶がやけに美味しく感じたし。

それに、2000m超えの山も久しぶりだったし。
体も頭もなまっていたし寝不足。

あれがかーーー。

つくづく、テント泊にしなくて良かったと思った。
ほんと、大事に至らなくて良かった。
というかあの薬が効いて良かった。

ひとりで山に行く以上、ちゃんと自分を見ないと。
水分、睡眠、いろいろ大事です。
超、反省であります。

おかえりーと迎えてくれたおさるさん。何匹写っている?

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